「惚れたら相手に弱みを握られるようなものだ」
「絶対に惚れてるってバレないようにしよう!」
と、大好きな気持ちを隠して無駄な駆け引きをしようとしていませんか?
このタイプの人は、素直に好きといった感情を見せると、相手に弱みを握られて言いなりになってしまうんじゃないかと余計な不安を感じてしまうタイプです。
だから「好き」だと素直に言えず、本心を隠して恋愛を続けようとします。
確かに惚れた時点では相手に主導権を握られてしまうかもしれません。
しかし素直な気持ちを隠して恋愛を続けるということは大きな代償を伴う危険な行為です。

本当の自分ではない自分を演じてしまう
相手に弱みを見せたくないという心理は、ありのままの自分に自信がないということです。
素直な感情を隠している偽りの自分でなければ愛されない、そう思い込んでしまっているのです。
なんだかちょっと悲しい人ですよね。
本当の自分が出せない状態では、もちろん恋愛を楽しむことはできません。
また、このタイプの人は相手をコントロールせずにはいられない不安感や焦り、恐怖といったものを常に心に秘めています。
素直に好きだと相手に言うこと自体が、怖くてできないのです。
自分が相手に『惚れている』ではなくて、相手が自分に『惚れている』状態でないと気が済まない。
あなたはそんなタイプになってしまっていませんか?
「惚れたら負け!」と思う人は過去につらい経験をしていた!?
『相手をコントロールしていたい』、という気持ちは『自分自身が傷つきたくない』という気持ちが強いためです。
過去に、失恋だけではなく友人関係、子ども時代の家族関係など、とてもつらい経験をした。
もう二度と同じつらい思いをしたくないと思っているのです。
最近では多くの夫婦が離婚したり、家庭内別居や、離婚の危機を抱えています。
問題のない暖かい家庭で子ども時代を過ごすのは、奇跡のようなものではないでしょうか?
だからこそ、両親の不仲や離婚でつらい経験をして、本当の自分がなかなか出せなかったりするんですね。
恋愛に対しても『勝ち』や『負け』といった意識を持つようになってしまっているのでしょう。
ですが、恋愛はそれでは絶対にうまくいきません。
たとえ過去につらい経験をしていたとしても、勇気を出して過去のつらい出来事を相手に話し、ありのままの自分を出すことが大切ですね。
打ち明けることで、相手との信頼関係もより深まっていくのです。
好きな気持ちを隠したほうがいい場合もある!?
今までさんざん、大好きな気持ちをさらけだしてありのままの自分でいよう!と言いましたが、例外があります。
恋愛ハウトゥー本にも『好きな気持ちは隠しましょう』と書いてある場合がありますね。
これはどういった場合に必要になるのでしょう?
『好き』という気持ちの中には、相手の幸せを願う暖かい愛情だけではありません。
相手に自分の恋愛欲求を満たしてほしいという『依存心』も含まれています。

簡単に言うと『与える愛』と『相手に求める愛』ですね。
好きだという感情の中には、この両方があるのが普通です。
ですが、相手に求める愛である依存心ばかりが強くなってしまうと、めんどくさい女や重たい女だと思われてしまいます。
「好きだから私を幸せにして!」
「こんなに好きで尽くしてるんだから、あなたも私のために尽くしてよ!」
といった、わがままな欲求は男性をうんざりさせてしまうだけです。
それを避けるために「好きな気持ちを出しすぎないようにしましょう」
と書いてあるわけです。
まとめ 勝ち負けじゃない愛を作りましょう
恋愛の勝ち負けや、好きといった気持ち、愛。
ありのままの自分を出すところや隠すべきところ。
男女関係をうまくいかせるのって本当に難しいですよね。
ただ、依存心や欲求ではなく、相手の幸せを願う暖かい愛をしっかりと向けることができれば、自然と相手の心はあなたのそばにずっといたいと思うようになります。
「惚れたら負けだ!」と思ってしまうそこのあなた!
恋愛に勝ち負けなどはありませんから、相手を大切に想う気持ちを出し惜しみせず、少しずつでも自分の恋愛観を変えてみてはどうでしょうか?